enrica 公式通販

2025/07/17 12:00

こんにちは、暑い日が続いていますね。

本日の季節の便りは【天然染めのボトムス】をご紹介いたします。

enricaがブランドとして始まった頃から作り続けているギャザースカート。
ウエストにひもを付けサイズ調節をできるようにしていたり、シーズン毎にギャザーの入り方にもこだわって作っています。

まずご紹介するのはマングローブ染めのギャザースカート


天然素材ならではの布地の柔らかい風合いはノンストレス。
汗をかいても肌にまとわりつかず軽やかにまとえます。

沖縄のマングローブを染料に用い生み出されるのは、ほんのりとしたピンク。
シルクの光沢が夏の日差しを浴び、きらっと輝きます。

素材は綿シルク。
程よく落ち感がありながら、ふわっと空気を含むやわらかなラインを演出します。

ムラ染めなので、terracottaカラーのブラウスと合わせても強くなりすぎず、大人のカラーコディネートを楽しめます。
個人的にピンク×ブルー、ピンク×グレー、ピンク×ブラックも好きでおすすめの組み合わせ。

これから季節が進んだ時、アースカラーのニットなども素敵だと思います。


続いてご紹介するのは、フクギ染めのギャザースカート。

染料に使用したフクギ。
フクギって関東に住む私からするとあまり馴染みのない植物の名前でした。
台風の多い沖縄では、防風林として家庭の周りに植えられている植物なのだそうです。
漢字だと福木と書きます。なんだかご神木のようなニュアンスを感じます。

そんな素材から生み出されるのは透明感のあるベージュ。
素材は綿シルク。シルクの光沢が重なるとゴールドにも見える絶妙なカラー。
シンプルなベージュのニットを組み合わせても発揮される存在感は、沖縄の家庭を昔から守ってきたが故の、真の強さからなるのかもしれません。

シンプルにTシャツや、シックにブラックのブラウス、
秋口はアースカラーでまとめ、足元をブーツにしたりしても良さそうです。


最後にご紹介するのはインディゴのカフスパンツ。

インディゴ染め×インディゴ染めアイテムの組み合わせ。
難易度が高く感じられる同色の合わせも、濃淡のある配色にするとコーディネートがまとまりやすいのでおすすめです。


同じ染料を使っていても、布地の素材、染料のパーセンテージによって色の出方は変わります。
染めの職人さんの絶妙な匙加減によって、こんなきれいな色味が生まれているのです。
トップスは羽二重、シルク100%。さらりとドライな肌あたりなので、汗ばむ夏場にとてもおすすめな布地です。
ドレープが美しく、上品なアイテム。
合わせたパンツはカフス付きなので足首できゅっととまり、たゆむ裾のディティールがポイントです。
薄く柔らかな綿シルク素材にのる深いインディゴブルーのカラーは、光沢の中に広がる奥行を感じます。

今回はシックで上品なパンツスタイルにまとめていますが、
トップスもパンツも、カジュアルなアイテムとの合わせも相性がいいです。

個人的にはブルー×ブラウンの組み合わせが大好きなので秋口はブラウンのブーツやニットと合わせたいです。

気づけば年々夏は早まり、しかし残暑は厳しく、春や秋を感じられる期間が短くなっていますよね。
過ごしやすい気候は一瞬で過ぎ去ってしまいますが、自然の素材の力を借りて健やかな日々を送りたいなと思います。

読んでくださったみなさんの毎日が、少しでも心地よい物になりますように。

それでは、また次回。